昼はスタジオ、夜はクリブデン・コートでめしを食い、その日のテープを聞くという風な生活のペース。日本人の顔ばかり見ているので、ジャマイカにいるような気がせん。
コーラスは、マイクの前に6人が半円を組んでやる。全員が歌手のようだ。(アルビンだけちょっとはずれるけど)パブロから、2番の終りにもコーラスを入れようと提案出て、そうする。 チナは相変らず新しい手を考え出す。1曲として同じ手を使わん。毎日服も変えてくるけど。『越えて行け優しさを』のエンディングにチナとギターを弾き合う。テイクは1回やったけど、エンディングを3つのパートにわけて弾いたら(3ひねり)と立川が言い、そうやってみる。 田川さん着く。疲れている様子。太いやつをやってミキサー室の床にねころびながら、レコーディングを聴いてる。こっちではねころんで聴いていようが、誰も気にせん。 田川さんのこと憶えているチナとギビーが、田川さんに“タジ”とあだ名を呼び、しゃべりかける、笑いかける。田川さんとジャマイカ、ようフンイキが合う。力の抜き具合が。