全盛期のアントニオ猪木は「獅子の中の獅子」と呼ばれたりするくらいに強かったです
が、この強さの秘密は寝技にあると言われています。
まず猪木は体が凄く柔らかいんですよ。なのでどんな体勢からでも、まるで蛇が絡み
つくかのように相手に技を決めていけるんですね。そして、まるで動物かと思うくらいに
勘が鋭いんですよ。もう技なんてなくても相手を動けなくしてしまいますからね。
また、これはアマレス出身のプロレスラーの話ですが、猪木とスパーリングをした時に
アマレスのタックルにいくと、これは物凄く簡単にテイクダウンすることはできるそうな
んです。しかし、その後絡みつくようにして関節技を決められるので何度やっても勝つ
ことができないみたいなんですね。
猪木のタックルってあまりみたことがありませんが、実際はこういう事なんじゃないかな
と思います。あくまでも待ちの姿勢で、攻めてきたら絡み付いて決めてしまう。これは、
まさに王者らしい堂々とした戦い方と言えるかもしれませんね。