私が小学生の頃通学路として使っていた道に、探偵事務所があったのを記憶しています。
そこには、30代の青年風の人と50代のオジサンな感じの人二人で経営している様子でした。
ある日近所の花屋さんで火事があり、2階で寝ていた花屋のご主人のお母さんが逃げ遅れて亡くなりました。
花屋さんには同じクラスのT君が居て、おばあちゃんが死んじゃったとしばらくふさぎ込んでいたのを思い出します。
出火状況などの捜査の過程で、亡くなったお婆さんが実は何者かによって刺殺された後部屋に火を放たれていた事が分かりました。
その捜査をする風景を横目で見ながら通学していると、警察官に混じってあの探偵事務所の2人が捜査状況などを訊きこんでいました。